浅野ケンジ「いよいよ2004年が始まったんやけど、考えてみれば2003年も色んなことがあった年やったな」
ましゅまろちゃん「浅野は足に大怪我したりしたね」
浅「ああ、そうやなあ。恥ずかしながら、ガラスで足を切ってしまって、相当な出血量だったんやで」
ま「そのまま、全身の血液が抜けちゃえばよかったのにね」
浅「なんやと!こら!」
飛鳥どれみ「その血液、わしが1000万円で買い受ける」
浅「は?」
ま「ご自重ください!鷲津様!!」
飛「わかっておる!!この9ピンはなにがあっても、絶対に切ってはいけない牌。切れるはずもない牌。そんなことはわかっておる。じゃが…」
ま「いも」
飛「じゃが、それでも今、この9ピンを通す!!」
ざわ…
ま「鷲津様ー!!」
浅「黙れ!!オレを置き去りにして暴走すんな!お前らは2003年で、思い出にのこったこととか、ないんか?」
ま「ましゅまろちゃんはさ、個人的な、プライベートのことで悪いんだけど、やっぱりフセイン大統領が拘束されたことだね」
浅「貴様はいつから世界のリーダーになったんや!!でもフセインって言ったらや、2003年に亡くなった、漫才の夢路いとし師匠を思い出すな。よう、フセインは大阪の布施ってところで隠居してるおっさんや、っていう漫才やってたもんな」
ま「たしかに、おしい人を亡くしたね」
浅「しかもや、亡くなったその週のNHKの「バラエティー生活笑百科」に出演したんやで。夢路いとし・喜味こいしのふたりは、1年間にひとつしかネタを憶えなかったんや。しかもほとんど、テレビは関西ローカルしか出てへんかったしな。それが、新ネタを憶えなければいけない、全国ネットの番組に、突然出演するなんて、やっぱ、カリスマ性というか、華がある人やったんやろな」
ま「でもさ、いくら浅野が「生活笑百科」が見たいからって、勝手にテレビのチャンネルを変えていいわけ?」
飛「そうだよ。ぼくらは「アニマル探偵団」が見たかったのに、あの時は浅野がチャンネルひとり占めだったよ」
浅「知らん、知らん!!おさるなんかいつでも見れるやないか!!」
ま「そんなことばっか言ってるとおさるが相方のコアラを失ったみたいに、人生のどこかで、大きな失敗に転落するよ」
飛「まさに、猿も木から落ちるってやつだな」
ま「もうええわ!!というわけで、この場合、浅野は「アニマル探偵団」を見れなかったわたしたちに、補償をしなければならないのか、相談に参りました」
笑福亭仁鶴「お三人方の相談は、ようくわかりました」
浅「本物!?なんでおるの?」
ま「うっせえな!!黙ってろ!!」
仁鶴「それでは、あご、いいや、辻本相談員のご意見をどうぞー」
辻本「あごって、ぜんぜんかかってませんやんか!!あのね、この場合は補償しなくてもええと思います」
仁鶴「お前、あご、すごいなあ」
辻本「関係ないやないですか!!」
仁鶴「それでは上沼相談員のご意見をどうぞ」
上沼恵美子「この場合は補償しなければいけません。実はね、うちにはテレビが1台もないんです。そのかわり、映画館が7つ、オペラハウスが4つございますねや」
仁鶴「ほう。映画、どないなの、見てますの?」
上沼「てなもんや三度傘とか、やかましいわ!!訳わからんこと、言わせんな!!なあ、あご!!」
辻本「オレかい!!」
仁鶴「それではゲスト相談員の塩川正十郎さんのご意見をお聞きいたしましょう」
塩爺「ちょっと、相談の内容を忘れてしまいました」
仁鶴「それではお三人方のご意見をまとめてみましょう。辻本相談員しない。上沼相談員する。塩川相談員忘れた。弁護士の三瀬さん、法律ではこんな場合どないなっとりますか?」
三瀬弁護士「この場合は、法律上は浅野さんは死刑です」
浅「おいっ!!!」
仁鶴「この場合、浅野さんは死刑ということで、どうぞご参考にしてください。ましゅまろちゃん&マシュマロボーイズのお三方でしたー。また来週!」
♪生活〜笑〜百科〜るるる〜るるる〜るるる〜〜
浅「待てや!!何勝手に番組進行しとんねん!!」
飛「死刑ニナル者ヨ。ワタシハ神父デス。アナタノ魂ハ、死ニヨッテ悔イ改メラレ…」
浅「黙れ!!オレはテレビ見ただけや!!」
ま「浅野が黙っとけ!あ、でもやっぱりしゃべりたいことは今のうちにしゃべっておきなよ」
飛「しゃべれるうちにしゃべっておくべきだよ」
ま「浅野はいつまでもわたしたちの心の中で生き続けるよ…うぅっ(涙)」
浅「…。」