ましゅまろちゃん「♪もういくつ寝ると〜お正月〜」
浅野ケンジ「気が早すぎんねん!まだ1月4日やないか」
飛鳥どれみ「寝ぼけたこと言ってんじゃねえ!あと、たった362回寝るだけだぜ!ヘイッ!♪モーッイクツネルトーーッ!!」
浅「お前らは昼寝ばっかしてるんやから、もっと寝るわ。それにしても、その歌は懐かしいな。子供のころ、よく替え歌を歌っとったわ」
ま「どんな替え歌?」
浅「♪もういくつ寝ると〜お正月〜お正月には餅食って〜腹をこわして死んじゃった〜早く来い来い〜霊柩車〜」
ま「ダサっ」
浅「は!?」
ま「だってさ、お餅を食べてお腹をこわして死ぬなんて、ありえないよ。浅野の家では何年前のお餅食べてたの?」
浅「ジョークやないか」
飛「いや、ジョークだったら、餅は、のどにつまって死んじゃうのが普通だろ?それを、少しど真ん中から外したつもりなんだろうけど、ユーモアとしてのレベルはかなり低いな」
浅「じゃかましいわ!!」
ま「ちなみに、お餅がお年寄りののどにつまってしまった場合は、掃除機の吸い込み口のホースを、つまった人の口につっこんで救助するのよ」
浅「へぇ。でもこの『一月一日』っていう歌は、子供のころはなんかわくわくした歌やったな」
ま「なんで?」
浅「だってや、♪お正月には〜凧あげて〜コマをまわして遊びましょう〜、なんて歌詞、わくわくするやないか」
ま「子供のころからバカだったんだね」
浅「なんやと!!」
ま「だってこの歌の真理が全然見えてないじゃない」
浅「何や?真理は?」
ま「資本主義への啓蒙だよ」
浅「はあ?」
ま「だって、凧あげもコマまわしも、いつだってできるじゃない?子供が早く来い来いと思う理由はただひとつ、お年玉だよ」
飛「そうやって金銭に対する執着を生み出すことが、資本主義への第一歩となる」
ま「お年玉という制度があったからこそ、日本は今日の経済成長を迎えることができたんだよ」
浅「ありえへんわ!お前らこそ、子供のころの純粋な気持ちを思い出せ!!」
ま「共産主義国家の子供たちのために、ましゅまろちゃんは『共産主義一月一日』という歌を作ったよ」
浅「オレの話しは無視かい!!でもええわ。そんなら、その歌、早よう歌え」
ま「♪もういくつ寝ると〜旧正月〜」
浅「待て!なんで旧正月や?」
飛「中国の子供向けだろ!たのむから一発で理解してくれ」
浅「理解できるか」
ま「♪旧正月にはテポドンあげて〜核弾頭の上で腕相撲して遊びましょう〜」
浅「そら、子供じゃなくてケネディ大統領とフルシチョフ第一書記やないか!しかも遊んでへん、って言うより、あれは風刺マンガや!」
ま「♪早く来い来いプラハの春〜」
飛「どう?」
浅「どうもこうもあるか!!最低やそんな歌!!お正月のわくわく感がひとつもないやないか!!」
ま「あ!そうか。浅野はもうお年玉をもらえる歳ではないもんね。自分以外の子供たちがもらうくらいなら、共産主義革命目指しちゃうのね」
飛「妬み嫉みのかたまりだな」
浅「こら!!目指してへんわ!!」
ま「この後に及んでまだ認めようとしないし。まさに、金の亡者ね。金のために共産主義革命目指すなんて、本末転倒のあんぽんたんもいいところね」
飛「死刑だな」
浅「おい!!こないだに続いてまた死刑にすんな!!」
飛「死刑ニナル者ヨ、私ハ神父デス」
浅「黙れ黙れ!!」
ま「それでは執行します。最期に時世の句を」
浅「はあ?なんや句って!!んじゃ、なんや、あれや、賞味期限が切れた夫となんとかな妻ってやつや!!」
ま「最期に至っても綾小路きみまろさんのパクリですね。ていうことはパクリのパクリです」
飛「それでは執行します」
浅「痛ッ!!痛ッ!でこピンで死ぬか!!やめろ!!お前、爪切れ!!おでこに刺さるわ!!」
飛「執行は無事に終了しました」
浅「生きとるわ!!!」
ま「♪早く来い来い〜霊柩車〜」
浅「…。」