神様

メイシー「今日から11月、霜月ねえ。やっと神様が島根県から帰ってきましたよ」
ましゅまろちゃん「えっ!?お姉ちゃんって神道なの?」
メイシー「ちがうわよ。ただね、近所の神社のすすきが秋風にゆれていて、先月まではここの神様はお出かけしてたんだなあ、ってさ」
ましゅ「たしかさ、10月は神無月っていって、全国の神様が島根県出雲大社に集まるんだよね?神社から神様がいなくなっちゃうから、だから神無月。それで神様が集まってくる島根県だけは10月のことを神有月っていうんだよね?」
メイシー「うん。先月までは神社の前を通るたびに、もの思いにふけっちゃってさ・・・」
ましゅ「お姉ちゃんって、ロマンチストだね」
メイシー「うん、だってさ、空き家の前においてある箱にお金投げても、ご利益なさそうだし、意味ないから私が有効利用してあげようと思って」
ましゅ「ええっ!?なにそれ!賽銭ドロボー!?」
メイシー「糸の先に噛んだガムをくっつけてね」
ましゅ「貴様は一族の恥だ!!!」
メイシー「ましゅまろちゃんにも三割くらいマワしますって」
ましゅ「あ、そうなの・・・。」