新聞販売員を逮捕 奈良県警、わいせつ目的誘拐の疑い

http://www.sankei.co.jp/news/041230/sha040.htm

奈良市の小学1年の女児が連れ去られ、殺害された事件で、奈良西署捜査本部は30日午後、わいせつ目的誘拐の疑いで、毎日新聞販売員、小林薫容疑者(36)を逮捕した。奈良県三郷町の自宅マンションを家宅捜索し、女児の携帯電話やランドセルなどを見つけた。11月17日の発生から44日目。捜査本部は殺人容疑などでも追及するとともに、動機解明も目指す。

小林容疑者は大阪府内で元年、幼女への強制わいせつ容疑で送検され、3年にも幼女の首を絞めたとして、殺人未遂容疑で逮捕されていた。

前科があるということは大変な問題です。これは前科がある人は全員社会的なクズであるという意味ではありません。犯罪者が逮捕されれば刑罰を受けます。死刑と犯人が犯行時に心身喪失状態であった場合以外は、逮捕されれば徴役や罰金を受け「矯正」され、社会複帰します。実際に矯正して社会複帰した人は、普通の市民です。
でも小林薫は同じような幼女への強制わいせつ、しかもエスカレートして殺人まで犯した。これは、過去の2回の犯罪時の裁判官がミスジャッジをしたということです。そこで死刑にしておけば、この奈良の事件は起こらなかった。
日本は死刑をやめるべきだ、という人もいます。たしかにえん罪の可能性はいつだってあるし、人間が人間を死を持って裁いて良いのか、という倫理的な問題もあります。
でも、放し飼いにすれば人間をいくらでも喰い殺すライオンがいたら、おりに入れ続けるか殺すかしかありません。日本には終身刑がありません。
やるせなさだけが残ります。