天皇賞・秋

秋に入って、秋華賞は人気薄のニシノナースコール(3着)、ラインクラフト(2着)を指名しておきながら、1番人気エアメサイア(1着)を切り飛ばしたためはずれ。菊花賞ディープインパクトがどんな勝ち方をするかを見ることだけで頭がいっぱいで、予想自体をしていなかった、1戦1敗0勝、マイナス300円のましゅまろちゃんなのですが、ここいらでとりあえず当てておかないと、タイガースのような悲惨な結果になりかねないので、今回は当てます。

テレグノシス
ゼンノロブロイ
スイープトウショウ
リンカーン

今回はスタートが上手なタップダンスシチー(8歳)に、ストーミーカフェ(3歳)が無理矢理、競りかけていって抜いて先頭に立つと思います。しかし、タップダンスシチーは逃げて結果を残してきた馬で、そう簡単に3歳馬を単騎逃げさせるわけがありません。タップダンスシチーの騎手、佐藤哲の頭の中にはゴール直前まで逃げ粘っていたのに、最後の瞬間にゼンノロブロイに「すっ」と抜かれ、ゼンノロブロイペリエ騎手がゴール後すぐに「Good!!!」と叫んでいた去年の有馬記念の光景が眼に焼きついています。「勝負師たるものゼンノロブロイには逃げて、少なくとも2番手で勝たなければいけない」という気持ちが、人気薄でも必ず1着を獲るために必死にムチを打ちまくりで追う、2着を拾う競馬はしない佐藤哲騎手からは感じられます。そうなると、ストーミーカフェタップダンスシチーの先行争いは激化します。

しかし、東京2000メートルというコースは、長い向正面の直線をフルに使うコースです。こんなハイペースでの競り合いをしている馬は、絶対にスタミナをロスし、最後のゴール前の、ものすごく長くて坂のある府中の直線を残れるはずがありません。
そうすると後ろから来る馬で最後の直線で鋭い切れ脚を持つ馬が勝つはずです。

そこで◎テレグノシス。東京コースにめっぽう強いトニービンの仔。前走で見せたラスト600メートル32秒6の切れ味。東京1600という、早さとパワーを兼ね備えていなければ勝てないコースでのG1、NHKマイルカップの勝ち馬。東京コース9連対(2着以内)。調教もよさそうということで、本命にしました。

他の○ゼンノロブロイ、▲スイープトウショウも後ろから来る馬でごぼう抜きができる馬を選びました。

そしたら、何とその3頭がすべて7枠。なので、買い目は枠連7−7の一点買いにしようと、ついさっきまで考えていました。

しかし、なにか、引っかかることがあるんです。明日の天皇賞は、初めて天皇陛下東京競馬場天皇賞を見にいらっしゃいます。天覧試合なんです。天覧試合といえば、ミスター・ベースボール長嶋茂雄昭和天皇がご覧になっている試合でホームランを打ったことは有名です。ましてや、つい最近、文化功労賞を受賞したばかりで、思い出さざるをえません。スーパースターは、そういうところでホームランを打つんです。現在の競馬界のスーパースターは間違いなくディープインパクトであり、今回はそのディープインパクトは出走していません。しかし、スーパースターは存在します。今から約20年前、競馬が腹巻から五百円札を取り出し、耳に赤エンピツを付け、ホルモン焼きをほおばりながら、マイナスなことしか言わない、不潔なオヤジの世界から、オグリキャップにまたがり、競馬場に女性や若者を引きつけ、そして、世界最強のサイレンススズカのスピードを限界まで引き出しすぎてその脚を粉砕骨折させファンを涙させ、そして、ディープインパクト単勝1.0倍という脅威の支持率で無敗の三冠馬にさせた、張本人、武豊です。武豊はどうしようもなくスーパースターです。

天覧試合である以上、武豊を外して買うわけにはいきません。


そこで買い目は、

枠連:2−7・7−7
の2点です。