宇津井健の国

国境の長いトンネルを抜けるとそこは宇津井健の国であった。宇津井健の国は私にとって楽園であった。メイド・イン・パラダイスであった。駅に降り立ち、まず私はふたつの選択を迫られた。東口に下りるか?西口に下りるか?東口は金剛界宇津井健の国。西口は胎蔵界宇津井健の国。ホームの静けさは今夜は空爆前夜であるこを現していた。わたしは東口の改札に向かった。私が欲していたのは母親の愛ではなく、無限の智慧であった。そこへやたら色が黒く目がギョロッとしたリーゼントで黒いコートを着た刑事がやって来た。「ちょっとすみません。鉄道警察対の者なんですけど、2・3お聞きしたいことがございまして…」やった!!カツ丼が食える!!私は狂気乱舞した。その場にいた早見優蟹江敬三と3人でフォークダンスを踊った。いや、舞った。マイマイマイマイムベッサッソン。しかしそれを恨めしそうに見ていた田中義武と植草にその場で現行犯逮捕された。手錠ってうれしい!フォーエバー宇津井健。アンド、フォーエバー三浦洋一。アンド、フォーエバー浜の番長三浦。山下監督てっかてか♪ついでに種田はがっにまた♪