OKじゃない牧場

東スポ」という新聞があります。「東スポ」は関西では「大阪スポーツ」だったりして、地方によって名前は違うのですが、夕方に発売されるスポーツ新聞です。「東スポ」は「日付以外全部ウソ」の異名をとることからもわかる通り、ギャグ記事満載の「ネタ新聞」なので、通常何が書かれていようと鼻で笑ってそれでおしまいなんです。しかし今日の「東スポ」の中に一箇所、笑って済まされない部分がありました。
それは毎週月曜日に掲載されている、ガッツ石松のコラム「ガッツで参上!!石松放談」です。この中でガッツ石松は先日の九州一帯を襲った集中豪雨について述べています。ちょうどその時ガッツ石松は九州におり、地下駐車場で車が浮かんでいるところや、洪水の中を首まで浸かって歩く人々などを目撃しました。改めて天災の恐ろしさを目の当たりにし、自然に対して人間は無力だと感じました。しかし、これはひょっとすると人災とも言えるのではないか。人間が地面をコンクリートで覆いつくし、逃げ場を失った水が氾濫ならぬ「反乱」を起こしているのではないか。通常なら雨は河川に流れ、余った水は地表に吸い込まれ、樹木の命を育み、海にたまり、蒸発してまた雨に。我々はその中で生命活動を営んでいる。しかし人間が進歩すればするほど、自然の猛威はより大きな脅威となって人間社会に跳ね返ってくる。これは自然からの全人類に対する警告であり、これ以上の皮肉はないんじゃないか。
と述べています。みなさんはこの中のどこがおかしいかわかりますか? ぼくにはわからないんです。正しいことを言っているんです。ガッツなのにボケてないんです。「ガッツおそまつ」な部分がないんですよ。なんで? なんでなんですか? ガッツって頭いいのにいつもあんなこと言ってるの? 
しかも文章の最後の1行は話しとはまったく脈絡のない「OK牧場!!」って書かれていました。OKじゃないよ。首の部分だけひげ伸ばしてる場合じゃないよ。
そんなガッツが素敵♪