芸人のかがみ

実は昨日、相方の浅野ケンジが足に怪我をしてしまいました。ガラスで切ってしまって数針縫ったのですが、幸い今日には松浦亜弥のポスターを2枚同時に自慢するまでに回復しました。芸人は自分の体だけが商売道具ですから、自己管理がいちばん大切なのに情けない限りです。関係者の方やファンの皆様にご心配をおかけして、ご迷惑をおかけしてしまって本当に申し訳ありませんでした。
今日会ってくわしく話しを聞いたところ、浅野は自宅の窓ガラスに足を突っ込んでしまって怪我をしました。まったくガラスに突っ込む暇があればおれのボケにツッこめと言いたいところです。そして最初はタオルで傷口を押さえていたのですが、どうにも血が止まらない。ちょっとこれはヤバイなと感じ始めました。「これは安田忠夫IWGP世界ヘビー級王者選手権試合をした時の永田裕二より血が出ている」と浅野は判断したらしいです。どんな判断なんだよまったく。そして医者に行かなければならないということになりました。しかし、近所の知り合いに自動車を持っている者はおらず、結局救急車を呼ぶことになりました。119番に電話をして、その電話の指示で足首を押さえて止血したりしているうちに、ものの2分もしないうちに救急車はやって来て病院に運ばれていきました。その2分間、浅野は足首を押さえて救急車を待っていました。浅野は白いジャージをはいていたらしいのですが、それが真っ赤になったらしいです。
おれは言ってやりました。「そこがお前の芸人として甘いところだ」と。いいですか。ズボンが血だらけになるような怪我っていうのは、職業によって違いはあるんでしょうが、通常一生のうちに一度、あるかないかの出来事なんですよ。しかも救急車が来るまでの時間は2分間。つまり長い一生のうちに2分間しかないチャンスをジャージのまま足首押さえてたんですよ。この2分間で芸人としてしなければならないことは、とっととGパンにはきかえて、道路に出て行ってぶっ倒れて、タバコをふかすことです。ここまでくれば芸人じゃなくたって言うことはわかるんですよ。そうです。「なんじゃこりゃ」このったた一言ですべて丸く収まるってもんです。
ま、今日には歩けるまでに回復したのでよかったです。
改めて、ご心配、ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ありませんでした。これからもマシュマロボーイズをよろしくお願いいたします。