便器コント

フジテレビが13日に放送した「水10!ワンナイR&R」内のコントについて、ダイエー球団と王監督が猛抗議をしています。コントの内容は、便器に王監督の似顔絵が貼り付けられた「王シュレット」を通販番組で紹介する、というもので、王監督の口から飛び出た水で「雨上がり決死隊」宮迫のお尻を洗浄したりしました。


浅野ケンジ「これはやったらあかん。あかんのやけども、やってしまう気持ちもわかるんやって。お笑いは緊張と緩和ってよく言うけど、便座に見立てる対象がよりお笑いとはかけ離れた、しびれるような緊張の世界のに住む人物の方が笑えるに決まっとるからな。思いついたらやってみたくなるやろうな」
ましゅまろちゃん「やってみたくなることはわかったんだけどさ、何で王監督はそんなに怒ってるの?」
浅「そりゃ、便器に見立てられたら誰だって怒るやろ。それにな、こっちの方が重要なんやけど、王監督国民栄誉賞をはじめて受賞した人なんや。国民栄誉賞を決めるのは総理大臣やから、国民栄誉賞受賞者を侮辱することは総理大臣に対する尊敬を奪うというか、総理大臣の決めることなんて大したことじゃない、という考え方ととらえられても仕方ないわけや」
飛鳥どれみ「だったら国民栄誉賞雨上がり決死隊が決めればいい」
浅「国民の代表はほとちゃんか!」
ま「じゃあさ、王監督国民栄誉賞受賞者という立場だから怒ってるのかな?」
浅「まあ、人間として怒ってるのもあるやろうけど、立場上毅然とした態度で対処していかんといかんってのはあると思うで。だってや、宴会で王監督の仲のいい友だちが同じコントしてもそこまで怒らんやろ?王監督やって、そんなにケツの穴の小さい男ではないで」
ま「宮迫のケツの穴だよ」
浅「わかっとるわ!ただの比喩やろ!」
ま「じゃあさ、浅野がこのコント作るとしたら、便器に貼る顔は誰にするの?」
浅「そうやな。お笑い芸人やったら問題なかってん。どんな大師匠でもきちんと挨拶にいけば、それが『おいしい』ことやっていう概念があるから、絶対に問題になんかならへんかってん。せやからオール巨人師匠とかか?」
飛「え?オール巨人シュレット?全然かかってないじゃん」
ま「ぜんぜんおもしろくない」
浅「お前らなあ!それやったら、飛鳥なら誰にすんねん?」
飛「ハリーポッターだな」
浅「どこもかかってへんやないか!!」
ま「ハリーポッターと炎のウォシュレットだよ」
浅「それこそ抗議特盛りや!!ハリーポッターのファンは世界中にわんさかおんねんど!!しかもウォシュレットから炎が出てきたらケツの毛チリチリやないか!!」
ま「え?浅野ってケツに毛が生えてるの?」
浅「知らんわ!!」
飛「こいつのケツの毛はすごいよ。プールとか行ったら、浦島太郎がのってる亀みたいに、ケツの毛がわっさあーってなるから」
浅「ならんわ!!カットするわ!!そんなロン毛やったら!!」
ま「ねえ浅野。竜宮城って本当にあるの?」
浅「ない!!」
飛「熊本城は?」
浅「ある!!」
ま「シンデレラ城は?」
浅「そ、それはあると言えばある…」
飛「明日のジョーは?」
浅「ええっー!?」
ま「一部上場は?」
飛「首都高速環状は?」
ま「海底奇岩城は?」
飛「ギガンテスは?」
浅「じゃかましいわーー!!!」
飛「わかんないんだよ。浅野」
ま「一部上場があるのかないのか、わかんないなんてちょっと非常識よね」
浅「おのれらー!!いてまうぞ!!!」
飛「こういうすぐキレるのはダメだな」
ま「王監督みたいに毅然とした態度で抗議するのは無理ね。よって国民栄誉賞にはなりえない、というか国民なのかも怪しいところね」
浅「…。」


というわけでみなさんお笑いを舞台に見に行ってみましょう。テレビではできないことをやる芸人もたくさんいるから楽しいですよ。