ましゅまろちゃん「浅野さんよぉ!早いとこ例のブツを集めて持ってきてくんないと困りますなぁ!」
浅野ケンジ「あれ?そんな約束しとったっけか?何を持ってくんやった?」
ま「『ドラゴンボール』に決まってんだろ!」
浅「そんなに怒るなや。ブックオフで全巻買って持ってくから」
ま「なめんな!!誰がマンガ持ってこいって言った!!本物に決まってんだろ!!」
浅「お前がなめんな!!本物なんか持ってけるか!!あんな球どこで探せっちゅーねん!!」
飛鳥どれみ「まあまあ、ふたりとも。そんなに怒ることはないでしょう。私にまかせておけばすぐに集めておきますよ。なんと言っても私は全宇宙最強のフリーザ様ですからね」
浅「じゃかましいわ!!とにかく、おれは『ドラゴンボール』のマンガを買ってくればええんやな?」
ま「簡単に言えば、そういうことね」
浅「たのむから最初から簡単に言ってくれ。それにしても『ドラゴンボール』はそんなにおもろいんか?」
飛「わかってないな浅野は。『ドラゴンボール』以外におもしろいマンガなんかあるか?」
浅「あるやろ!?なんでふたりとも『ドラゴンボール』に今さらこだわってんのや?まあ、たしかにおもろいマンガやけど、最後の方とか微妙な感じやで」
ま「やっぱり浅野はジェロニモ、いや、なんにもわかってないわね」
浅「くだらないダジャレにもほどがあるわ!!ジェロニモは『ドラゴンボール』ちゃうし」
ま「『ドラゴンボール』は最後の方がおもしろいんだよ。最初のうちはみんないちいち『かめはめ波!』とか『ドドン波!』とか言ってたのに、最後の方は『はっ!』しか言わなくなったんだよ。洗練ってやつよね」
浅「そうなんか?それは強い敵が出てきすぎてめんどくさくなったんちゃうの?」
飛「なーんもわかってないね浅野は。『ドラゴンボール』でいちばんの重要なポイントはどこだかわかってんの?」
浅「なんやろ?亀仙人が強いところか?」
飛「はあ?いちばん重要なところは、孫悟飯がギュウマオウの孫だっていう点だよ」
ま「ああーーー!!!いらいらすんな浅野は!!はぁっーーーー!!!!」
浅「なにがやねん!!」
ま「はぁっーーーーー!!!!」
飛「ダメだ!!ましゅまろちゃんさん!!!キコウホウは使っちゃだめだ!!死んじゃう!!」
浅「ええ!?」
ま「キコウホウーーーーーーー!!!!!!」
 ボクシュッッーーーーーー!!!!!!
浅「痛ッ!!やめろ!!ぶつな!!ただの平手打ちやないか!!」
飛「ましゅまろちゃん!!!早く炊飯ジャーを持ってきて!!」
ま「持ってきたわよ、飛鳥!!」
飛「マフウバーーーーー!!!!」
 グォッッォーーーーーー!!!!!
浅「痛ッ!だからやめろや!!炊飯器に俺の頭を入れようとすんな!!」
ま「ふぅ。楽しかった」
飛「あ、浅野。もう『ドラゴンボール』買ってこないでいいよ。飽きたから」
浅「…。」