高松宮記念

いよいよ春のG1が開幕です。第一幕は今週日曜日に行われる高松宮記念です。予想のはっきりしたことは枠順が発表されてからではないときめられないのですが、おおよそのことは出走メンバーを見てある程度きめておかないといけません。
高松宮記念は”電撃の6ハロン”と言われる、1200メートルのG1で、G1では最短距離を争う、スピードレースです。競馬を見たことのない人に見せたいレースといえば「中山大障害」とこの「高松宮記念」というくらい、舞台の中京競馬場が狭いことからくるスピード感はすごい迫力です。
本予想は週末までとっておくとして、今日はG1の不思議な連鎖について考えます。競走馬の頂点を決めるG1レースは、時として世相が色濃く反映されることがあります。今、世間を騒がしている事象がレース結果につながってしまうのです。物理的な根拠はありませんが、前例、つまり統計として、これは実在する根拠です。アメリカが世界貿易センタービルを飛行機でぶっ壊され、戦争を始めた年の有馬記念は、1着マンハッタンカフェ、2着アメリカンボスでした。おまけに3着は戦勝を意味するトゥザビクトリーが入っています。当時というか、ここ10年で最強馬であったテイエムオペラオーは5着に敗れています。
そこから考えると、スピードを競うはずの高松宮記念ですが、速ければ速いほどいいのではないのではないかと思ってしまいます。
だって「韋駄天」は捕まるでしょう?
最高スピードがいちばん速いのはカルストンライトオです。スタートからトップギアで逃げまくります。また、メイショウボーラーフェブラリーステークスばりに逃げることが予想されます。
でもね「韋駄天」は捕まるって。
競馬ってそんなものだよ。
ここは先行、差しから来るプレシャスカフェが狙い目じゃないかな。