濃い

土曜日のあまり有名でない芸人が20組ひたすらネタをするお笑いライブに引き続き、日曜日はアニメファンが同人誌を売ってその後じゃんけん大会でアニメグッズを争奪するというイベントに行きました。どちらもお世話になっている人が参加しているので行かせてもらったのですが、さすがに今まで26年間生きてきてこんなに濃い土日を過ごしたのはちょっと記憶にありません。
このアニメのやつは何がすごいかというと、みんな日ごろたまっているものをそこでいっきに解き放つんです。ちょうどマントルに最高潮に引っかかった地殻が跳ね返って大地震が起きた時の感じです。同人誌を売っている人たちの中には本当に何百冊という単位を一瞬で売り切れにさせる超売れっ子がいるんです。しかし彼らも普段は普通の会社員や学生で、周りの人たちにはそのことをばらしてない人が多いんです。たしかにぼくのようにお笑いならどんな私生活だろうがかまわないわけですが、普通はそうもいかないわけです。それをここぞとばかりに開放するからとんでもない展開になっていくわけです。
ぼくはどさくさにまぎれてその後の飲み会にまでついて行ったのですが、もうこれは酒が入ってしまった以上、筆舌に尽くしがたい、まさに正しいこの世のありようを表現した空間でしたよ。ぼくは笑いすぎて死にそうになりました。まじでおもしろかったです。
昔、ダウンタウン松本人志という人が「もう俺たちがすべてのお笑いをやりつくした」ということを言っていましたが、ところがどっこい世の中にはまだまだ見果てぬお笑いの可能性がごろごろしています。ぼくはそれを全部知りたいです。
ワットイズアビューティフルワールド。