第一次政治家ブーム

今日は聞かれてもいないのにぼくの中の勝手な一大ムーブメントである「政治家ブーム」について勝手に語ります。
まず「第一次政治家ブーム」はぼくが小学生の時でした。なんと言っても政治家は昔も今もキャラが命です。当時の日本の首相は”ザ・バーコード”中曽根康弘総理大臣。アメリカはハリウッド・スターから政治家になったロナルド・レーガン大統領。ソ連にはハゲ頭に地図みたいなしみのあるゴルバチョフ書記長。イギリスには”鉄の女”サッチャー首相。中国には大中で売ってるみたいな人民服に人民帽で子供のパンダみたいな訒小平国家主席がいました。まさにキャラ先行型のオンパレードです。そこにフィリピンのマルコス大統領とイメルダ夫人ユーゴスラビアチャウシェスク大統領といった独裁者や、キューバカストロ将軍、イランのホメイニ師、そしてイラクフセイン大統領といった「ひげ系」も加わって絶妙なハーモニーをかもし出していました。
小学生のぼくにはもちろん政治的な関係なんて全然わからなかったのですが、とにかくこの人たちのキャラクターが大好きでニュースの映像や新聞の写真を見まくってはげらげら笑っていました。特に外国の偉い人が国賓として日本に来た時に迎賓館で行われる晩餐会には昭和天皇が出ていたのでこれまた最高でした。関西の小学生は吉本新喜劇を毎週見て大笑いするらしいですが、東京に住んでいたぼくにはまさにその代わりを果たしていました。かどうかは微妙なところです。