夢をなくした子供たちへ

今日はちょっくら仲間の芸人とアホ企画のあれやこれやをするため出かけたのですが、帰って来てみると、腹が減っていることに気がつきました。考えてみればメシを食っていませんでした。一緒に行った芸人には悪いことをしてしまったのではないかと思ったのですが、まあ芸人だからいいです。人間は食欲と性欲と睡眠欲が3大欲求みたいなことをいわれますが、はたしてこれが全員に当てはまるのかは微妙なところです。ぼくは昔、課題のレポートを書いている時とかにメシや眠ることをよく忘れました。わざと我慢しているんじゃなくて忘れてしまうんです。眠らないで、しかもレポートの内容に自分で興奮していると、鼻血が出ることがあって、鼻血を押さえながらレポートを片手に、学校の正門へ回ると遠回りになるのでフェンスをよじ登っているぼくの姿は「なんて勉学に対してストイックな男なんだ」と、世界中の人類が思ったことでしょうが、ストイックではないんです。忘れてしまっているんです。たしかに鏡で自分の顔を見てみると、ぼくの顔は霊長類ヒト科というよりも爬虫類に近いような気もします。でもぼくの顔は目とおでこの間のところがでっぱっている縄文人の特徴を示しているのできっと大丈夫。
ところで7月7日といえば七夕なのですが、ぼくはかつてとんでもない願い事が書かれた短冊を目撃したことがあります。それは下関か門司のどちらかの高速道路のサービスエリアでなのですが、紙コップの無料お茶をすすりながら短冊を眺めていると、その中に「とびひが治りますように」というものがありました。とびひは子供にできるかゆいぶつぶつなんですが、それは星に願うことではないです。書いて竹に結んでる暇があれば医者に行けと。お星様がかなえてくれる夢はもっと大きな未来への希望であることを子供たちは感じなければだめです。かつて、血まみれになりながら単位という夢と希望に向かってフェンスをよじ登っていた私を見習いなさい。